私たちの地域では、様々な課題を抱える方々の孤立が進んでおります。福祉サービスは整備されてきましたが、家族に頼れない方々にとっては利用が困難な状況です。
そのため、私たちは権利擁護の観点から、制度の隙間を埋める取り組みを行っております。
特に「居住確保」の支援に力を入れ、全ての人が尊厳ある生活を送れる社会の実現を目指しております。今後も個々のニーズに応じたサポートを続け、安心して暮らせる地域づくりに努めてまいります。
こんな方が対象です
- 身寄りのない孤立無縁の方
- 身寄りはいるが絶縁状態、または自ら家族親族との縁を閉じている人
- 身寄りはいるが遠方のために支援が困難な状況にある方
こんな時どうすれば?
- 病気で入院するときに身元引受人がいない
- 施設に入りたいが身元引受人がいない
- 福祉サービスを利用したいが緊急連絡先がないために利用ができない
- 住宅を借りたいけど保証人がいない・家賃が安いところを借りたい
- 住民票を置くところがない
- 就職が決まったけど保証人がいなくて仕事に就けない
- 家族親族・身近に頼りになる人がいない・亡くなったときに誰も見送る人がいない・お葬式や納骨などを誰かに頼みたい
- 体が不自由で誰かに代行してほしいけど頼る人がいない
- 後見人を頼みたい
結の支援を希望する人は、結と契約し、登録をしていただきます。
結が喪主としてお葬式をして、納骨までいたします。
私たちの目標は、あらゆる人々が、尊厳のある生活を最後まで送れる社会インフラの実現です。
私たちの地域には一人暮らしの高齢者、障害を 抱える人、一人親家庭、引きこもりの若者、法を 犯してしまった人など、多様な生活課題を抱える 人々がおり、『孤立無縁化』が進んでいます。
医療や各種福祉サービスは整ってきましたが、 現状は、家族親族がいない家族に頼れない人に とっては、サービスの利用が非常に使いずらいもの となっています。結果として、深刻な生活困窮に 至っていくケースが増えています。
私たちは権利擁護の観点から、制度の隙間を 埋め、家族の代わりとして、孤立した人々にも適切 なサービスを保証されるよう取り組んできました。 特に、サービスを受ける前提となる『居住確保』の支援に取り組んでいます。
私たちの目標は、あらゆる人々が、尊厳のある生活を最後まで送れる社会インフラの実現です。
これからも、個々のニーズに応じたサポートを行い、 安心して暮らせる地域を整えていきます。
運営方針
私たちの仕事は「ソーシャルワーク(SW)」、つまり相談援助です。困難な状況にある方々に寄り添い、相談を通じて社会のさまざまな資源をつなげ、問題解決をサポートしています。でも、もし必要な資源が足りなかったらどうすればいいでしょう?その空白を埋めるために、私たち「結(ゆい)」は誕生しました。私たち自身がその「受け皿」となり、やがてその受け皿が社会に広がっていく。これが結の目指す最終目標です。
人は独りでは生きていくことができません。現在、あらゆるサービスが社会に整備されていますが、利用には契約が必ず伴います。そして、これらの契約に付随するものとして保証人の存在があります。保証人が見つけられないためにサービスの利用が困難にならないよう、お手伝いします。支援の内容に制限はありません。サービスを提供する事業所が求め、他に方法がないすべての問題に対応します。
相談を受けてから問題が解決するまで一つの機関で受け止める。これがワンストップ機能です。結はワンストップで受け止めるとともに、時間の経過とともに将来発生する問題も包括しながら、暮らしをささえていきます。
事務所は持っていますが、基本的には当事者の生活の場に出向いて相談を受けます。相談に関しては無料で出張いたします。
どんなに困難であっても申し出を断ることはありません。結で解決ができなくても解決するまでお付き合いを続けていきます。
法人の運営を継続するためには一定の財源が必要です。負担ができる方からは応分の負担をお願いしていますが、負担能力を担保にサービスが受けられないということはありません。事情により軽減や猶予をいたします。運営を継続できるよう、寄付の申し出を受けたり、自主的に公益事業も進めています。